2023.12.25更新
交通事故の弁護士費用の相場|相手に請求できる?費用倒れを防ぐには?
交通事故で弁護士に依頼すると、賠償金が増額する可能性が高いです。とはいえ、弁護士費用が気になる方も多いでしょう。
今回は、交通事故の弁護士費用について解説します。
◆ 交通事故における弁護士費用の相場
弁護士費用は、主に相談料、着手金、成功報酬などに分かれます。費目ごとに相場をご紹介します。
- 相談料
相談料の相場は、30分で5000円程度です。相談だけで依頼しない場合にも支払いが必要です。
最近では、相談料を無料としている事務所も増えています。当事務所も、初回相談は無料です。時間制限は特に設けていないので、じっくりとお話を伺います。
- 着手金
着手金は、依頼の際に最初にいただくお金です。結果にかかわらず返金はされません。
事故の大きさにもよりますが、交通事故の場合、着手金の相場は10~20万円程度です。交通事故については「着手金無料」としている事務所もあります。
当事務所でも、保険会社から示談金額の提示を受けているときには着手金を無料としております。
- 成功報酬
成功報酬は、結果に応じて終了時にいただくお金です。通常は受け取った賠償金から差し引かれます。
交通事故では「獲得した金額」または「増加した金額」の10~20%程度が相場になります。着手金なしの完全成功報酬制の場合には、成功報酬の割合が高くなりやすいです。事務所によって差があるため、依頼の際には十分に確認してください。
- その他
その他には、実費や日当がかかります。
実費は、交通費、印紙代、郵送代、コピー代など実際に要した費用です。日当は、裁判所や現地調査など事務所外で活動した場合に発生します。
◆ 弁護士費用を相手に請求できる?
交通事故で裁判をして勝訴した場合には、相手に弁護士費用を請求できます。実際に弁護士に払った費用ではなく、認められた損害額の10%程度が加算されます。
もっとも、裁判に至らずに示談交渉で解決した場合には、弁護士費用は受け取れません。多くのケースで裁判にはなりませんので、相手に弁護士費用を請求するのは困難です。
◆ 相談時に確認すれば費用倒れを防げる
弁護士費用を差し引いて手元に残った金額が、元々受け取れるはずだった金額よりも少なくなるのが「費用倒れ」です。
交通事故の場合には、費用倒れになる心配はほとんどありません。相談の段階で見通しを聞き、費用倒れになりそうな場合には依頼しなければいいのです。
ほとんどの弁護士は、費用倒れになりそうであれば伝えます。過度に費用倒れをおそれる必要はないので、まずはご相談ください。
◆ 弁護士費用特約を利用できれば自己負担がゼロになるケースが多い
弁護士費用特約を利用できるケースでは、300万円までの弁護士費用が保険会社から支払われます。
重傷でなければ300万円以内におさまり、自己負担はゼロのケースがほとんどです。費用の心配をせずに依頼できますので、弁護士費用特約がないかを必ず確認しましょう。
参考記事:交通事故での弁護士特約の使い方
以上が交通事故の弁護士費用に関する概要です。
弁護士費用は事務所によって異なります。必ず相談の際に確認し、疑問があったら遠慮せず聞くようにしてください。
当事務所では、交通事故の初回相談を無料としております。費用面を含めて見通しをお伝えしますので、交通事故に遭われた方はお気軽にお問い合わせください。
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